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四万十川下りから帰ってきました! [旅]

7月28日(土)午前5時30分、二人を乗せた「フェリーさんふらわー」は神戸六甲アイランド港に到着し、阪神高速道路&西名阪道を経由して午前7時40分頃帰宅、オッサン二人の四万十川下り(船中2泊を含めて5泊6日)は無事に終了とあいなった。

西土佐江川崎から佐田の沈下橋までの約40km、出発前に現地で集めた情報によると「抵抗の大きなゴムボートでは、2日間で佐田沈下橋到着はちょっと無理であろう」との意見が多かったが「頑張って漕げば2日で下れるのでは…」と頭の片隅で考えていたのである。

25日の朝、江川崎でゴムボートを組み立てている時、地元のレンタルカヌー屋のおっちゃんと出合った。我らのゴムボートを見ながら「3日はかかる」と、地図に注意箇所を書き込みながら親切にアドバイスをくれた。プロの様な人が言うからには「2日では無理なんだ…」とオッサン二人は2日から3日の行程へと頭を切り替え出発することになった。

出発してから約2時間、進行方向左手に大きな建物を発見、我らは「四万十川、川の駅、カヌー館」だと思いこんでいた。「2時間も漕いで1km…?」とやや疑問と焦りも感じながらオッサン二人は力強い川下りを続けたのである。道路標識の様な物も無ければ、目印になるような物体も見えないので、自分達が何処にいるのかすら分からない状態が続くのである。

すると突然沈下橋が現われた。我らがいるであろうと思われる地図上の場所には沈下橋は記入されていないので「地図に書かれていない沈下橋があるのだなぁ~」と思った。いや、思い込んでしまったのである。すると、また新たな沈下橋が出現する。先日「森のコテージ(黒尊)」に行く時に渡った紅鉄橋に似た橋の下も通過した。

 

 

しかし、我々は1日目の目標地点である「四万十学舎(中半)」経由「口屋内沈下橋」にまだ到着していないと思い込んでいるものだから、川面から見る見覚えのある風景も「見覚えのない風景」となり、オッサン二人はどんどんと川下りを続けるのである。

出発してから約5時間ほど、四万十川の瀞場や荒々しい瀬下り等を楽しみながら二人は漕ぎ続けたが、目標の口屋内の沈下橋が現われないので辺りをキョロキョロ。都合良く一人の川漁師を発見、位置を確認する為右岸に上陸し「すみません、口屋内の沈下橋まで行くのですが、あとどの位かかりそうですか?」と聞いてみると、川漁師さんはおかしな笑みを浮かべながら「かなりかかりそうやなぁ~、反対に川を漕ぎ上っていかんといかんからなぁ~」と意味の判らぬ事をおっしゃったのである。我らの口からは「え~?」「上る…?」「戻る…?」

疲れた身体に鞭を入れ、「すみません、次に有る沈下橋は何と言う沈下橋ですか?」と聞いてみたら、「次の沈下橋は勝間の沈下橋や!」との川漁師さんの返事。二人で地図を覗き込むと、勝間の沈下橋とは出発地である江川崎から約25km下流に位置する沈下橋であり、我々が1日目の目標としていた四万十学舎も口屋内の沈下橋をも、とっくに通り過ぎているという事実が明らかになったのである。

 

 

10kmも下れれば上出来と思い込んでいた二人は、嬉しいやら悲しいやら、冷えたトマトの半分を川漁師さんに差し上げて、あれこれと過ぎ去った川下り行程(風景)を振り返りながら勝間の沈下橋へと向かったのである。

平常水位より20cmほど水位が高かった事で川の流れが少し速かった事と、勘違いで一生懸命漕いだ事、そして標識(○○まで△△kmとか、××沈下橋といった表示)が無い事、そして意外に川下りするカヌーや船に遭遇する機会(場所を確認する機会)が少なかった事等が複雑に絡み合い、とてもとても不思議な川下り第1日目とあいなったのである

(追)先日のフライフィッシング画像

 

続きはまた明日!お楽しみに!

 


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コメント 7

junsbar

今晩は
先程まで選挙の報道を見ながら寝てしまい変な時間に
目が覚めてしまいました。
天気も良く、川下りも最高の想い出となることでしょう。
また、寝ますので改めてコメントさせていただきます。
川下り成功おめでとうございます。
by junsbar (2007-07-30 03:24) 

lingnam

お帰りなさい!無事のご帰還なによりです。
ハプニングもまた旅の醍醐味、大切な思い出の一つになるかと。
それにしても川が青い、美しい!!
素晴らしい景色を堪能されてきたんですねv
by lingnam (2007-07-30 09:48) 

koto

川の水が涼しそうですね。
漕いでる人はどうなんでしょ?
by koto (2007-07-30 09:48) 

李 萬中

確かに目標物がないとわからないですね。
今度は携帯GPSでも持っていかないと。
by 李 萬中 (2007-07-30 12:40) 

ミヤ

四万十川は、温かくて素敵な思い出なりそうですね~♪
羨ましいな~~
by ミヤ (2007-07-30 20:02) 

夏炉冬扇

お早うございます。結構な「大河」。私にはかなりの「恐怖」。
それにしても「青春忘れず」でお若い。腕は痛くなりませんでしたか?
そういえば昔奄美がカヤックを漕いだなぁ。
by 夏炉冬扇 (2007-07-31 07:37) 

Ryu

皆様コメント&ナイス有難うございます。
頑張りました!楽しみました!飲みました!
でもあちこちが痛くて、2~3日ヒィ~ヒィ~喚いておりました。
板に座っていたのでお尻がヒリヒリ、次回はクッション忘れぬよう注意します。w
四万十川は大きくて包容力を感じさせる母の川という感じです。昔はもっと水が澄んでいたらしいです。森林の伐採と植林が大きな原因らしいです。
広葉樹林を大切にしなければいけない様です。
by Ryu (2007-08-04 22:25) 

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